2021年の私立中学の受験シーズンも真っ只中。3年前、中学受験でお世話になった塾の先生のツイートを見て、札幌の中学受験は今年も一通り終了したことを知りました。これから、関西・関東地域の入試期間に入ります。
昨年もこの時期、感染症の広がりは若干かぶっていたと思うのですが、今年はまさにコロナ感染症も真っ只中。緊急事態宣言も各地で発令されています。
この只中にあって、受験生の本人もそのご家族も様々に配慮を考え、対策を練られていることでしょう。
受験生の皆様。そして親御さん。悔いなくやるだけやってきてほしいです。
3年前に私が親として中学受験を体験した時は、こんなスケジュールでした。
1月上旬に札幌→1月中旬に大阪→2月初旬に東京
最終的に、東京の中堅校に合格したわけですが、思えば小学6年生の8月から始めた受験勉強でしたので、一番勉強したタイミングで合格できたと考えるのが正しいのかも。今でもダメだったときのこと、合格した時のこと、全てよく覚えています。
その息子ももう中学三年生になり、今回冬休み帰ってきた時に話していたことがあります。「この受験シーズンは、在校生・在寮生を代表して受験生を迎えるスタッフとなった」「頑張る受験生を応援したい」と。
2月上旬の入試に向けて、何か彼なりに思いがあるようです。
私立中学3年間の寮生活でのメリットってなんだろう?
さて、今日の話題は中学3年間の寮生活で得られたものは何か。今日は親の目線から感じていることを書いてみたいと思います。
子供の様子を知るのは、春夏冬の長期休暇と在寮中のLINEででのやりとりです。入寮当初は、寮の呼び出し電話を使ったものですが、この感染症禍では呼び出し電話はあり得なくなりました。
寮は楽しくて厳しいところ
2学期にとあることで、息子から実は相談がありました。その時、いろいろもめたんですよ、いろいろLINE上で(笑)
様々なやり取りの中で私が発した言葉に、彼は物凄い勢いで返信してきました。
私「そんなことだったら寮を出るしかないね・・・」
息子「寮は厳しくて、楽しいところなんだ。お母さんにわかる??寮を出ればいいなんて、軽はずみに言わないで!!!」
この様子では寮を出るなんてことは全く考えていなさそうです(笑)考えにも及ばない。
この一件で、寮生活や寮の友人を本人は大切ににしていることがよく分かりました。この3年間の彼の寮生活を物語っていますよね。
寮はたしかに厳しいところです。団体生活で規律もありますし、ましてや今は感染症の件で様々な制約もあります。門限もある。寮全体のスケジュールも決まっています。本当に自由にならないこともたくさんあるんです。
友人関係はどうでしょうか?通学生の友人もいるし仲の良い友達も多いようですが、寮生活を共にする同期に対しては、特別な思いがあるように感じています。
寮を担当する教員や先輩たち、そして後輩たちと寝食を共にしての日々の関わりのなかで学んできたことは、私たち、親の元では得られないものであったのだろうと想像できます。
先日、「欲しい本があるから手配してくれ!」と連絡がありました。感染症禍で外出もままならずの様子なので、こちらで手配をしてあげました。
いつもあまり本は読んでいる気配はないのですが(汗)後輩が読んでいた本をパラパラとめくってたら、もっと読みたくなり、手元に置いておきたくなったのだそう。
私立中学3年間の寮生活でのデメリットってなんだろう?
寮生活でのデメリットは?と聞かれたら、やっぱりありますよ。
病気になっても何もしてやれないこと。
本人が、寮食や給食に飽きてしまう。
自分にあった病院探しがなかなかできない。
お金がかかる。(寮費・帰省の交通費)
一番気になるのは、本人の体のこと、健康のことです。
私はいまのところ、そのくらいしかでデメリットは感じていません。
離れて暮らす親子の関係は?
我が家の場合ですが、長期の休みにしか会えないせいか、たまにのことなので聞けばよく話をしてくれます。
でも帰ってくるたびに、必ず一回は訴えてきますね・・・泣いたり怒ったり。そのくらいが気になる程度でしょうか。
最終、中学受験をして始まった寮生活。この一貫教育の6年間の選択がよかったのか悪かったのかは、大人になってみなければ、わかりません。
2021年中学を卒業して高校生に
そんな息子も今年中学を卒業します。一貫校とはいえ、一応、中学の卒業式も高校の入学式もあるんです。コロナ禍でどのような開催に形態になるのかは分かりませんが。
そしてこの感染症の広がる事態を受けて、25日からはオンライン授業が再開するようです。寮生は、学校でオンライン授業を受けるそうです。
まだ続く一貫校での寮生活。今後もたまに更新していきたいと考えています。