今年も中学受験シーズンがはじまりました
中学受験の最初の受験日は年内から始まっています。そろそろ、最初に受験をした学校の合否がでているころです。前回の更新でご紹介したTwitterで繋がっているひょうどうさんのお子さんも、最初の学校に合格したとツイートしていらっしゃいました。
幸先の良いスタートで嬉しいです。
4年前の我が家の中学受験では、我が家の息子も本命中学の受験にむけて、試験会場になれるという意味でも、一校だけ札幌の私立中学を受験しました。
でもそれが不合格だったのですよ。塾から言わせると「滑り止めで受ける」もしくは「自信をつけるために」の私立中学校なのに...です。
いわゆる滑り止めで受験した学校の不合格の報告を塾にするのに、私も正直、少々ためらいました。だって9月からとはいえ、塾には散々お世話になっているわけですから、一つくらい合格しないと申し訳なさもありますし。それに、本命の受験のことを考えたら、先生方にも不穏な空気が漂うに決まっています(笑)
不合格だった滑り止め校の受験(笑)
思い出せば、願書に「合否に関係ないので必ず書いてください」と受験校を第3希望まで書かされたときに、この学校を第3希望で馬鹿正直に書いたことも不合格の原因の一つだったかもしれません(笑)
小学6年生ですから、ある程度はこちらでも仕込んでおかないとこんなことも起こってしまいます(汗)
我が家では、この滑り止めの学校の不合格通知の件、実は本人には話しませんでした(笑)全く気にしていないようでしたし「不合格だった」と言うだけ、彼にはよくないことのように思えたので。
その後の1月に受けた第2希望の関西圏の中学校も不合格だったときは、ここは本人も気にしていたので。さすがに言いましたけれど。
そんな息子も、第1希望の中学校に進学して4年。一貫校なのでそのまま高校に入学しました。高校一年生の冬休みを迎えて、寮を引き上げて帰省してきています。
今は来年の文理選択について悩み、大量に出ている宿題をこなしながら大学について色々調べています。
中高一貫校の高校1年生の冬休みの悩みとは
文系か理系かに悩む
ご存知かと思いますが、文系にするのか理系にするのかの選択は、進学したい学部によって決めます。大学受験には、文系か理系かによって受験科目が違うからです。理系で進む場合は、文系クラスでは教えてもらえない教科もあるのです。
私はエスカレーター式でそのまま大学進学をしたので、この仕組みは全く知りませんでした。当時の私は、理系クラスは「苦手な物理の授業ある」とか、「天才的な人が集まるのが理系」「理系で受験する人がいくクラス」くらいのイメージで生きてきたおめでたい人でしたw
自分のしたことで誰かの喜ぶ顔が見たい
今朝、目覚めた布団の中で息子から相談を受けている大学の学部選びについて思いを巡らせていました。
いまは、大学でどんな勉強をしたいのか、で考えているけど、この世の中で「何がしたいのか」を考えるのもありなのかな、と。
昨日、お昼ご飯を食べながらこんなことを呟いていたんです。
「誰かの役に立つっていいよね。俺さ、自分のことしか最近考えられなくて」
私からは履き違えて欲しくないこと、いわゆる誰もが持ち合わせている「承認欲求」の話もしたのですが、「誰かの役に立つ」って生きていく上で張り合いになることは確かだと思います。
私だって台所に立つ時は、自分のために作るごはんより、家族のために作るご飯の方が断然力が入りますし、「おいしい」と言ってもらえれば嬉しいですから。
進学のことを考える時期ですし、自分のことだけ考えればいい時期ですけど、「誰かの役に立つ」という気持ちは、将来やりたいことを見つける一つの原動力になることは間違いないと思います。
今朝は目覚めて布団の中で、息子とのその話の展開を思い出していました。
ピンときたのは「彼の好きなことはなんだろう?」ということ。帰省中にもう少し話を聞きながら掘り下げてみようかなと思っています。
今の私が持っている息子についての情報で思いつくのは、アニメが好きなこと。これまで人間がやってきた仕事をAIが代わりにやってくれる時代に入り、そこでできる余暇や時間で提供できるものに関わる、というのも面白いかもな、とよぎっています。
人のためになるし、人の喜ぶ顔がみられるじゃないですか。
食べる人の笑顔を思って小豆を炊く。朝の連ドラ「カムカムエヴリバディ」前編
さらにそこでよぎったのは、私が毎朝楽しみにしているNHKの朝の連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」の前編の上白石萌音演じる安子の実家和菓子屋の「たちばな」のあんこの話です。
「たちばな」には2代で続いた小豆を炊く時のおまじないがあります。岡山弁で「甘いあんこを頬張る人の顔を思い浮かべて」というような内容のくだりがあるのですが、餡子づくりも「誰かのため」になるだけで美味しくなる展開なのです。
喜ぶ人の顔を思い浮かべてなにかをするって、確かに楽しいことです。
私たちは日々、誰かの喜ぶ顔を思い浮かべて仕事をしているのかもしれませんね。
私の本業のライター業もそうです^^