遠藤美華です。
中学受験をすることをクラス担任に報告するタイミングをいつにするか、悩みますよね。
受験するとなると、学校から出してもらう書類もあるし、さまざま先生にはご協力いただかなくてはならないから、やっぱりいつかは言わなくてはなりません。でも、もし全滅してしまったらと思うと、「クラスメイトに知られたくない」「ママ友にも知られたくない」そんな気持ちも湧いてきます。
うちが「中学受験をします」と伝えたのは、ノンノンが小6の9月から受験対策塾に行くことを決めてからです。受験校の見学で学校を休むタイミングだったと思います。以降、ノンノンからは時折、みんなの前で担任から「受験」のことをちらりと言われることは聞いていました、気になっていました。
でも熱い先生なので(笑)決して冷やかしではなくて本心からノンノンを応援しての言動なのはわかっていましたから、そのことをとやかく言うつもりはありませんでした。
でも、うちの場合は結果オーライ。ノンノンも半年の受験勉強を隠すこともなく「僕、本気で頑張ってるから」て言ってましたし(爆)クラスの子供達も応援してくれましたし、たくさん声もかけてくれて遊んでもくれました。
心配して合否もこっそり聞いてくれた友達もいるそうです^^そんな友達ですから「合格したよ」と伝えたら、一緒に喜んでくれたみたい。きっと落ちてたら、一緒にしんみりしてたかもしれません(爆)
ノンノンはこんな素敵なクラス担任と仲間に囲まれて、旅立ちにあたりたくさんのエールを受け取りました。
3月20日に卒業式。その前日、クラスでのお楽しみ会では、ビックなサプライズがありました。お楽しみ会は、途中からノンノンの「お別れ会」に変身したのだそうです。1ヶ月をかけて、クラスみんなで「東京でこれから頑張るノンノンになにかしたい」とこっそり打ち合わせをしてくれていたのです。
あの日ノンノンは、学校から帰ってきた瞬間に「お母さん!お母さん!これ!」っサプライズの寄せ書きボールを嬉しそうに見せてくれたけれど、その他は何にも語っていなかったので(爆)よっぽど感激していたのでしょう。
私がこの全容がわかったのは、卒業式から4日後。卒業式後にあったママ友やクラス担任からの話で総合してわかりました。
ノンノンが席を外した瞬間に、クラス担任から企画の提案があったそうです。お楽しみ会の企画内容は、それぞれが毎日提出する見開きの家庭学習ノートの3枚目に「案」を書いて先生の提出。
ノンノンにはわからないように極秘で進めていたそうです。仲良くしてもらっているお母さんたちから「一生懸命考えてたよ」ってききました。
お別れ会は、ノンノンの好きな「椅子取りゲーム」とサプライズのプレゼントでもりあげてくれました。椅子取りゲームは、女の子陣が強くてノンノンは早々に負けてしまったそうですが、「ノンノンのお別れ会だから」と特別に最後まで残らせてもらったのだとか(爆)
プレゼントには、大きな野球ボールに寄せ書きをしてくれました。ノンノンが受験勉強と共に6年生の8月からはじめた野球。クラスのみんなもよくわかっています^^この野球ボールとペンをもって、担当してくれた4人で、ノンノンには知られないように進めてくれたそうです。字の大きな子はちゃんと枠に収まるように、当番で見守ってくれたみたいです( ̄▽ ̄)
まだ札幌では、中学受験をする子供の数はわずか。通っていた小学校でいえば、学年120人超で、受験をし合格を勝ち取り、他の進学先を選んだ子は、うちの子を含めてわずか3人。だから、そのまま地元の中学へ進学するクラスメイトのなかで、とても目立ちます。なおかつ札幌を離れて東京へ進学するならなおさらです。
「中学受験をします」と伝えるタイミングは、クラスの雰囲気、担任の方針、子供のもっているもの、によって考えなくてはなりません。とくに全滅だったときに本人が耐えられるのかは考えますよね。
我が家の場合は
・ノンノンが受験を隠していなかった。落ちたら地元中学にいって「楽しく暮らす」と公言していた(爆)
・母が、クラス担任を信頼していた
・クラスの雰囲気がよかった
ここは大きかったと思います。
受験を終えての参観日の日、私の隣に来たママ友が
「ノンノンよかったね!おめでとう!実は、うちも受験したの。10月から勉強始めたんだ。だめだったけどね。こっそり受験したから誰もしらない」
遅いスタート受験組だから、もしわかっていたらはげまし合えたし、情報も交換できたはず。でも現実はそうもいかないのです。
いよいよ3月も残りわずか。入寮に向けて、荷物や収納、宿題も頑張っています。