小学6年の9月から本格的に中学受験の勉強を開始して、札幌から首都圏の中堅私立中学校の合格。2018年春、東京の私立中学に進学したノンノン。
この記事では、受験対策塾以外で通っていた習い事について、振り返ってみます。
中学受験と習い事
私は、小学生時代は「勉強より友達を遊ぶことが大事」と考えてきました。ノンノンも友達と遊ぶことに執念がありましたし(笑)
小学校で決められた札幌の小学生の帰宅時間の約束は、4〜9月までは17時半。10月から3月までは17時。わずかな放課後の時間を友達と過ごし、そのあと習い事に出かけていました。中学受験の勉強を本格的にはじめてからも、17時まではきっちり友達を遊ぶことを推奨していました。
小学6年生の8月いっぱいまでの習い事
(1)公文(週2)
(2)Z会の通信教育
(3)体操教室 (週1)
(4)夏休みの短期水泳教室(小学5年の夏休みまで毎夏)
小学6年生の9月から中学受験2月1日までの習い事
(1)受験対策専門塾(週2)
(2)野球教室(週1)
体操教室は2歳からやっていたのですが、やめどきがわからず、ずっと続けていました。体操を長くやっていたからといって、とりわけうまいわけではなく(爆)「体育で苦労しなくて良かった」といった感じですけれど^^
公文は、幼稚園の年中から。ノンノンが慕っていた5歳年上のお兄さんが通っていて「行きたい」と言っていたからスタートさせました。Z会の通信(普通コース)は中学受験を親が意識した小学校4年生からやらせていました。
受験勉強前の習い事・学習について
公文の算数は、中学受験の計算に役立ちました。基礎計算や暗算は公文のおかげで素早くできるようになったのだと思っています。中学受験算数で必須の四則計算は、公文の基礎と、11月から始めたの自宅で1日9問を解き続けた積み重ねが、結果に結びついたのでは、と考えています。
Z会の通信は、家で勉強するという癖をつけるためにはやっていて良かったと思います。おかげで、受験勉強開始時、ゼロスタートではなかったので。
2歳からやってきた週1の体操教室について言えば、スポーツをはじめるまえのカラダの基礎作りとして、やってきて良かったな、と感じています。
体幹を鍛えたり、カラダのバランス感覚を養うことは、この先どんなスポーツをするにも役に立つと考えていました。
公文、体操教室の週3の習い事と友達と遊ぶことで目一杯だったので、水泳は夏休みの短期教室で。東京の中学に進むには、クロールくらいは泳げていないと思うところもあったからです。
中学受験を控えているのに小学6年の8月から野球をはじめた件について
9月から中学受験対策塾に通って受験勉強を開始するのに、どうして8月になってから野球を始めたのか。これは本人の希望を尊重しました。
スポーツに全く興味のなかったノンノンが、友達に誘われて「野球をやってみたい」と言いはじめたのです。
卒業まで半年。6ヶ月間しかできないし受験期間もかぶっている。こんな状況で野球を始めることについて、ノンノンとはよく話しました。
「野球をやりたいのなら、野球道具一式とユニフォーム、野球教室への入会金は、貯めてきたお年玉とこれまでもらってきたお小遣いを当てること。月謝と合宿費用は出してあげるけれど」「野球で疲れたから勉強はできないってことはなしよ」と条件を出しました。
ノンノンは「それでもやりたい」と言って、貯めてきたお小遣いをすべてつぎ込んで、野球道具一式を揃え、野球教室に通うことを決めました。
結果的に、この野球教室に通うことが、勉強時間の合間の息抜きの時間となったようです。受験勉強の後半、自宅で1日8時間の学習中に煮詰まったら、素振りに出たり、キャッチボールをしに行ったり。
受験を終えた後には、2月3月と最後の2ヶ月は週2の練習に増やし、野球教室でいっしょにやってきた仲間と、いい時間ををつくることもできたようです。
受験を控えていたけれど、8月から野球を始めたことは、ノンノンにとってプラスでした。ノンノンの帰省のたびにキャッチボールをしている近所の同じ年齢のダイダイと仲良くなれたのも野球がきっかけでした。
受験直前期の12月に「野球教室に行くので補講に出られない」と塾の先生に話したら「まだ野球やっているんですか?」と驚かれましたが(笑)
野球教室を休んだのは、結局受験を控えた移動日だけでした。
今ノンノンは、進学した中学では野球部に所属しています。この9月からのポジションはキャッチャーを担当しているそう。野球部に入って頑張れるのも、この時に野球を始めていたからだと思っています。中学に進学して、すぐにやったことのない野球部に入る勇気は、きっとノンノンにはなかったはず(笑)
中学受験と習い事は「悔いなく」
受験勉強と野球教室をほぼ同時にはじめるのには、親としてはやはり躊躇がありました。が、今となっては本人の意思を尊重して良かったと思っています。
受験勉強中のノンノンの心のバランスをとるのに、野球が友達とのコミュニュケーションツールとなり、受験勉強の息抜き・切り替えになっていたと思うからです。
同じように他のお子さんがうまくいくとは限りませんが、好きなスポーツは週1程度でもいいので、続けることを私ならオススメしたいです。
ノンノンは受験も野球も両方とも諦めることなく取り組んだおかげで、バランスのいい受験勉強生活を送れたから。「あのとき、野球教室に声かけてもらえて良かったね」といまでも話しています。
確かにあの時、何が一番いい選択なのかは私にはわかりませんでした。でも「本人が悔いないように」応援してあげられる親でありたい、そこだけだったかな、と思います。